2010年10月04日
紅型体験
紅型体験
それでは紅型の製作工程を順にご紹介致しましょう。
①模様の決定
古典的な文様や自然界に存在する物などをデッサンし、表現する模様を決定します。
②型彫り
耐水性のある専用紙の下に、適度な柔軟性を持つ下敷きを置き、下絵に沿って小刀で突彫りという技法を用いて切り抜きます。
③紗張り 切り抜いた紙の上から、紗(しゃ)と呼ばれる網を載せ、その上から漆などの接着剤を塗って型紙を作成します。
④型置き
紗張りをして仕上げた型紙の上から、防染糊を薄く伸ばしながら敷いた後、乾かします。
⑤地入れ
大豆を挽いた呉汁(ごじる)を、型置きを終えた生地の上に塗布して乾かします。
⑥色挿し
配色と呼ばれる色を塗り分ける作業の事で、模様の部分に顔料を主体とした色を刷り込みます。
⑦隈取り
ぼかし染めの作業の事で、これを加える事によって陰影をつけ、立体感とアクセントを出します。
⑧糊伏せ
色挿しや隈取りを行った箇所に、地染めの色が被ってしまわないように、防染糊を予め敷いておく作業です。
⑨地染め
模様に合わせて背景となる色を選び、引き染めなどを行います。
⑩色止め
地染めで用いた染料に合わせて、熱処理または薬品によって色を定着させます。
⑪水元
防染糊に水分を含ませ、十分に柔らかくなってから丁寧に洗い流す作業です。
⑫仕上げ
完成品としてお客様にお届けするため、湯のしなどの作業によりシワの無い美しい形に仕上げます。
以上のような多岐に渡る工程を経て、紅型は出来ています。
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それでは紅型の製作工程を順にご紹介致しましょう。
①模様の決定
古典的な文様や自然界に存在する物などをデッサンし、表現する模様を決定します。
②型彫り
耐水性のある専用紙の下に、適度な柔軟性を持つ下敷きを置き、下絵に沿って小刀で突彫りという技法を用いて切り抜きます。
③紗張り 切り抜いた紙の上から、紗(しゃ)と呼ばれる網を載せ、その上から漆などの接着剤を塗って型紙を作成します。
④型置き
紗張りをして仕上げた型紙の上から、防染糊を薄く伸ばしながら敷いた後、乾かします。
⑤地入れ
大豆を挽いた呉汁(ごじる)を、型置きを終えた生地の上に塗布して乾かします。
⑥色挿し
配色と呼ばれる色を塗り分ける作業の事で、模様の部分に顔料を主体とした色を刷り込みます。
⑦隈取り
ぼかし染めの作業の事で、これを加える事によって陰影をつけ、立体感とアクセントを出します。
⑧糊伏せ
色挿しや隈取りを行った箇所に、地染めの色が被ってしまわないように、防染糊を予め敷いておく作業です。
⑨地染め
模様に合わせて背景となる色を選び、引き染めなどを行います。
⑩色止め
地染めで用いた染料に合わせて、熱処理または薬品によって色を定着させます。
⑪水元
防染糊に水分を含ませ、十分に柔らかくなってから丁寧に洗い流す作業です。
⑫仕上げ
完成品としてお客様にお届けするため、湯のしなどの作業によりシワの無い美しい形に仕上げます。
以上のような多岐に渡る工程を経て、紅型は出来ています。